「恋愛で女性との会話を盛り上げるには、女性をいじれ」と聞きませんか?
実際、モテる男は上手に女をいじる技術・テクニックがあり、女性の心を開かせるスピードが早いです。
そうはいっても、口下手な男性、女性との会話が苦手な男性が「さあ、あなたもデートで女性を積極的にいじってみましょう」と言われてもハードルが高過ぎますよね。
「女性をいじらなければならない」という強迫観念にとらわれてしまうと、ますます女性と話せなくなり、恋愛から遠ざかるという悪循環に陥(おちい)ることになります。

なので、恋愛会話が苦手だと悩んでいる男性には、まずは相槌(相づち)の練習・訓練をすることをおすすめします
トレーニングすれば、誰でも相槌は上手くなります。
相槌上手になれば「デートで女性と会話が続かない・・・」という悩みから解放され、女性と話すのが楽しくて仕方ないという状態になるはずです。
それでは、具体例を交えながら、女性との会話・デートで使える相槌を順に紹介していきます。
①お笑い芸人:ロンブー田村淳が伝授した4つの相槌『屁はナス』
②モテ男から聞き出した4つの相槌『ヘソ馬』
③意外と使えるシンプルな相槌『あいうえお』
④女が使う小ずるい相槌テクニック『さしすせそ』
⑤滝沢オリジナル:相槌は『うまいオスだ』
目次
お笑い芸人:ロンブー田村淳が伝授した4つの相槌『屁はナス』
芸能界きってのプレイボーイ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳。
その彼がプロデュースする婚活イベントで、恋愛会話を盛り上げる方法の一つとしてレクチャーしたのが次の4つの相槌(相づち)です。
この婚活イベント(マスクdeお見合い)の様子はテレビ放映されていたので、しっかりメモっておきました。
・はいはいはいはいはい
・なるほどね
・すごいっすね

淳さんが言っていたわけではないですが、『屁(へ)はナス』と覚えるといいかもしれません
・屁 → へぇ~
・は → はいはいはいはいはい
・ナ → なるほどね
・ス → すごいっすね

『屁はナス』ですか(笑)
具体的なやり方を教えてください
会話例
女性 「昨日、服買いに行ったらウザイ店員がいてさ」
あなた「へぇ~、どんな奴?」
女性 「ずっと張り付いてきて『おすすめは、こちらです』とかいってくる感じ」
あなた「はいはいはいはいはい。いるね、そういう店員」
女性 「ほんと、しつこいよね」
あなた「あんたのおすすめは聞いてないっつーの(笑)」
女性 「そうそう。無視してたらいなくなったけど」
あなた「すごいっすね。目で殺したわけだ(※眼(がん)を付ける表情をしながら)」
女性 「(笑)そんな顔してないよ。わたし、優しいもん」
あなた「なるほどね。殺人オーラを出してたのか」
女性 「出してません!(笑)」
あなた「今、出てる出てる(※指を差しながら)」
女性 「だから、出てません(笑)」
あなた「マジ、殺されるかと思った(笑) で、お気に入りの服はあったの?」
女性 「あったよ。可愛いワンピース」
あなた「へぇ~、何色?」
~~~~~

女性のこと、いじってるじゃない!

滝沢さんに代わりお詫び申し上げます
モテ男から聞き出した4つの相槌『ヘソ馬』
たしか当時はマスコミで働いていた、めちゃくちゃモテるTさん(抱いてる女のレベルが半端ない)が教えてくれた相槌(相づち)。
それを、モテたいと願う男たちの共有財産にすべく公開してしまいます。

『ヘソ馬』と覚えてください
・ヘ → へぇ~
・ソ → そうなんだ
・う → ウソ!
・ま → マジで!
「へぇ~」は、ロンブー淳さんと同じですね。

会話例、お願いします 女性をいじらない縛りで
会話例
女性 「昨日、たまたま入った店がすごく美味しかったんだ」
あなた「へぇ~、そうなんだ。何の店?」
女性 「和食かな。明太子が美味しいんだけど、食べ放題」
あなた「ウソ! 明太子好きの俺には夢のような店だ。どこにあるの?」
女性 「新橋駅から2、3分くらいのところだよ」
あなた「マジで! そりゃ行かねばなるまい」
女性 「そんなに明太子好きなの?(笑)」
あなた「うん、かなり。○○(女性の名前)は?」
~~~~~
意外と使えるシンプルな相槌『あいうえお』
感動詞(感動、応答、呼び掛けなどを表す語)的な相槌(相づち)『あいうえお』も紹介しておきます。

シンプルなので、すぐに会話に取り入れることができますよ
・あ → あぁ!
・い → いいね!
・う → うんうん
・え → えっ!
・お → お~!

これは、僕でも今日からできそうです
会話例1
女性 「こないだカラオケ行ったらね」
あなた「うんうん」
女性 「採点で982点でたんだ」
あなた「お~! やるね。過去最高点?」
女性 「うん。○○君はカラオケ行く?」
~~~~~
会話例2
女性 「ねぇ、かき氷食べに行こうよ」
あなた「あぁ! こないだ話してた店?」
女性 「そう、あのお店。今度の日曜とかどう?」
あなた「いいね! 待ち合わせは、いつもの○○の前でいいかな?」
女性 「○○なくなっちゃったんだよ」
あなた「え! 知らなかった。いつのまに」
~~~~~
女が使う小ずるい相槌テクニック『さしすせそ』
女性誌でモテ印象を与えるテクニックとして紹介されるのが、相槌(相づち)の『さしすせそ』
どうやら、男を喜ばせたり気持ちよくさせたりしよう(男の自尊心を満たす)という魂胆(こんたん)らしいです(笑)
・し → 知らなかったです
・す → 素敵ですね
・せ → センスがいいですね
・そ → そうですね

サエコ先輩もこないだの合コンで使ってましたよね?

ちょっ・・・ あとで会議室に来なさい!
男言葉に変換すると、こんな感じになります。
・さ → さすが!
・し → 知らなかった(よ)
・す → 素敵な○○だな
・せ → センスいいじゃん
・そ → そうだね

男用に修正した「さしすせそ」なら女々しい感じにならないので、実戦(デート)で十分に使えますよ
会話例
女性 「このバッグ、いいでしょ?」
あなた「そうだね。さすが、センスいいじゃん」
女性 「でしょ。実はお姉ちゃんにプレゼントしてもらったの」
あなた「素敵なセンスをお持ちのお姉様なんだな」
女性 「うん、仲良いんだ」
あなた「てか、お姉ちゃんいるの。知らなかったよ」
~~~~~
滝沢オリジナル:相槌は『うまいオスだ』
人様(ひとさま)の相槌(相づち)の打ち方を紹介するだけでは手抜きだと思われそうなので、私が使っている相槌もお教えします。

それは『うまいオスだ』
・うまい → 上手い
・オ → 面白い
・ス → 鋭い
・だ → 誰も~~ない
それぞれの具体例はこちら。
「上手い」の具体例
「上手いこと言うね」
「上手い例えだね」
「上手いこと、はぐらかしたな(笑)(※こちらの切り込んだ質問に答えてくれなかったとき)」
「面白い」の具体例
「面白いこと考えるね」
「面白い発想だね」
「鋭い」の具体例
「さすが、鋭い!」
「お~、鋭い意見だね」
「誰も~~ない」の具体例
「それは誰も考えつかないよ」
「誰もやったことないんじゃない。人類初かもよ(※あえてオーバーリアクションで)」

女の人との会話例はなしですか?

上手いこと逃げたわね。手抜きよ、手抜き!
相槌の種類・役割と目的を理解すれば、会話を効果的に盛り上げられる
「相槌の種類・役割」と「相槌の目的」を理解いただくと(暗記する必要はありません)、デートの現場で適切な相槌を繰り出しやすくなると思います。
まずは「相槌の種類・役割」から説明します。
相槌の種類・役割
心理学者であれば相槌(相づち)の種類・役割を細かく分けるのでしょう。
ですが、実戦で役立てるのであれば、主に4つの種類・役割があると覚えてもらえれば必要十分です。
① 『リズム』を作る相槌
② 『共感』を示す相槌
③ 『知りたい』と伝える相槌
④ 『認めている』を表す相槌
◆①『リズム』を作る相槌 |
「はいはいはいはいはい」「へぇ~」「えっ!」「お~!」など会話のリズムを作ります。
感情を伴わない棒読みでは効果激減。抑揚(よくよう)をつけ、会話のリズム・トーン・テンポをコントロールしてください。
◆②『共感』を示す相槌 |
「そうだね」「なるほどね」「いいね!」など女性の話を肯定(受容)していることを伝えます。
女性脳は『共感脳』と呼ばれています(サイモン・バロン=コーエン(著),三宅真砂子(翻訳)(2005)『共感する女脳、システム化する男脳』NHK出版)。
なので、共感してあげることで、さらに深いことや自分の意見・考えを女性が話してくれるようになるんです。
◆③『知りたい』と伝える相槌 |
「それで、それで」「そして、どうなったの?」「知らなかった」「マジで!」「ウソ!」「面白い発想だね」など「その話、もっと教えて」という気持ち(催促、促し)を示します。
話に興味があることを伝えてあげれば、女性は安心して話の続きができるわけです。
◆④『認めている』を表す相槌 |
「すごいっすね」「センスいいじゃん」「上手いこと言うね」「鋭い意見だね」など「俺は○○のこと認めてるよ」と伝えることで、女性の心をぐっとつかむことができます。
『承認欲求(「人から認められたい」という、人が生まれたときからずっと消えることのない強い感情)』を満たしてあげられるので、気分よく話してくれるようになるんです。
承認欲求とは一般に、他人から認められたいという欲求や自分が周囲から一目置かれるような存在でありたいという願望の総称である。
以前であれば、心理学者か社会学者くらいしか使わなかっただろうこの承認欲求という言葉が、今では10代の中高生の会話の間でも使われるようになった。(正木大貴(著)『承認欲求についての心理学的考察─現代の若者とSNS との関連から─』京都女子大学)

『褒(ほ)める』のではなく『認めている』という気持ちで言うのがポイント
特に女性慣れしていないうちは、『褒める』意識があると「この男、媚びてるな」と女性に感づかれるおそれがあるからです。
注意
すべての相槌が、上記4つの種類のどれか一つにだけ該当するわけではありません。
例えば、「なるほどね」は『共感』を示す相槌ですが、話の流れによっては同時に『リズム』を作ったり『知りたい』と伝えたりする役割を果たすことがあります。
どの相槌がどの種類になるかは重要ではありません。

一方、慣れるまでは、『役割』を意識して相槌を打つようにすると、女性とのデートで会話を効果的に盛り上げることができますよ
相槌の目的

質問です。いまさらですが、そもそも相槌って何ですか?
実は相槌の決まった定義はなくて、おおまかな共通点はあるものの研究者によってバラバラなんです。
参考までに、2つ挙げますね。
・相槌(あいづち、aizuchi)とは、会話中にしばしば挿入される間投詞のこと。(Wikipedia)
・「あいづち」とは話し手が発話権を行使している間に聞き手が送る短い表現(非言語行動を含む)で、短い表現のうち話し手が順番を譲ったとみなされる反応を示したものはあいづちとしない。(泉子・K・メイナード『会話分析』くろしお出版)
「ふ~ん」って感じだと思います。この定義を覚える必要はありません。

大事なのは、何で相槌を打つ必要があるのかってこと
ざっくりまとめてしまえば、女性との会話で積極的に相槌を打つ目的は次の2つです。
目的② その話・話題をもっと話してくれていいよと示す
女性との心理的な距離を縮めるには、女性と仲良くなり女性を知る必要があります。
女性を知るには、女性に話してもらわなきゃならないですよね。
なので、相槌の目的①『女性の話を聞いていることを示す』は、会話での最低限の条件です。あなたが聞いてないのに、女性がべらべら喋ることはフツーはないですから。
といっても、単に話を聞いていれば、女性が話してくれるわけではありません。
ダメな会話例
女性 「昨日、クッキー作ったんだ」
あなた「うん」
女性 「美味しくできたの」
あなた「うん」
― 沈黙 -
女性 「わたし、帰るね」
こうならないために、『その話・話題をもっと話してくれていいよと示す』必要があるわけです(相槌の目的②)。
↓
改善例
女性 「昨日、クッキー作ったんだ」
あなた「へぇ~、料理教室で作ったの?」
女性 「ううん、自分ん家で」
あなた「すごいっすね。俺、料理てんでダメだから」
女性 「そんな凝った料理は作れないよ。簡単なの」
あなた「簡単っていっても、カレーとか作れるんでしょ?」
~~~~~
女性 「美味しくできたら、今度クッキーもってくるね」
あなた「マジで! 超感激っす」
女性 「おおげさだよ(笑)」
女性が最初に話しかけてきた言葉は同じでも、相槌の打ち方ひとつで雲泥の差となりますよね。これが相槌の力なんです。
「相槌を向上させる2ステップ」で相槌名人になれる
相槌(相づち)の力を伸ばすには次の2ステップを踏んでください。
Step2 女性の会話に合わせて適切な相槌を選択できるようになる
Step1:レパートリーを増やす
相槌のボキャブラリーが少ないと会話がワンパターンになり、『つまらない男、コミュニケーション能力がない男』の烙印(らくいん)を押されてしまいます。
この記事で紹介した相槌は、重複を避けても21あります。
この21の相槌を会話に盛り込むように意識するだけで、あなたの会話の質は確実に変わります。
といっても、最初から21の相槌を覚えるのは難しいかもしれません。

であれば、まずはロンブー淳さんの『屁はナス』を覚えましょう
この4つのフレーズだけでも、女性が気持ちよく話してくれるようになりますよ。
屁 → へぇ~: 会話の『リズム』を作る相槌
は → はいはいはいはいはい:会話の『リズム』を作る相槌
ナ → なるほどね: 『共感』を示す相槌
ス → すごいっすね:『認めている』を表す相槌
これに『知りたい』と伝える相槌や質問、例えば
それで、それで
んで、んで
それから、どうなったの?
を挿入すれば、会話は滑らかに続きます。
これらを実践して緊張しないで言えるようになったら、あなたが取り入れやすいと思う相槌から試していってください。

あなたのキャラや性格によって変わってきますが、『屁はナス』の後は『あいうえお』や『ヘソ馬』がやりやすいと思います
焦らずに、少しづつで問題ありません。
こうして、やがて21の相槌を駆使するようになれば、あなたは相槌の上級者です。
Step2:女性の会話に合わせて適切な相槌を選択できるようになる
適切な相槌を選択する力を高めるには、周りにいる聞き上手・話させ上手な人を観察するのが一番です。
理想は、女にモテる男性。
聞き上手・話させ上手は、例外なく相槌の達人です。 徹底的に盗みましょう。

「俺の周りには、そんな人いないよ」という場合は、テレビのトーク番組から学んでください
テレビはショーなので女性との1対1の会話とは異なる部分はありますが、それでもMCや芸人は会話のプロですから、彼らが使う相槌は勉強になります。
あとは実戦のみ!健闘を祈る
デートのお守りとして活用いただけるよう、相槌(相づち)のバリエーションをまとめて一覧にしました。↓
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ここで解説したことが、「相槌の使い方がわからない、うまく相槌が打てない」という悩みを解決するきっかけとなれば、嬉しいです。

ここまでくれば実戦あるのみ
相槌の練習は、意中の女性でなくてもできます。周りにいる人との会話で試していってください。
相槌のコツをつかめば、あなたと女性とで楽しい会話・深い会話を作っていくことができるようになります。
あなたの相槌で、デート中に女性がどんどん話してくれるなら嬉しいですね。
「相槌で女性の話を深く聞ける気がしてきた。 ・・・でも、自分から会話を振るのに不安がある」という方には、下記の記事が役立てると思います。
【即実践!】デート中に7つの会話ネタを「秒速で」思い出す方法【語呂合わせ有】
滝沢のぶき